ハードオフでジャズを堀り出す。
我輩にはジャズは敷居が高い。なんか気楽に聴けない。緊張してしまうのだ。悔しいがそんな風に思うのはあるエラソーなジャズの評論家のせいかもしれない・・。
ずいぶん昔のこと、ジャズをちょっと聴いてみようかな?と思い立ち、何も知らないのでどんなものが良いと図書館に行ってジャズの本をぱらぱら見ていたら、あまりうまくないジャズシンガーについて「歌謡曲でも唄ってなさい」の一行が目に飛びこんできた。辛口批評のつもりだろうが他のジャンルを持ってきて論評するなんて批評になってない。そんなのルール違反だしまったく芸がない。それ以上に歌謡曲ファンを馬鹿にしていると、我輩は「ジャズ批評家がなんぼのもんじゃい!」と怒りがこみ上げ、その場を去ってしまった。
と、言うようなことを、去年なじみになった中古レコード屋の若旦那に愚痴っていたところ、「でも、昔のジャズの音はいいですよ~。」と。「録音技術、 環境、 人材どれをとっても一級品がそろっていた。あの時代ずいぶん贅沢に作っていたんですね。」と。ウン・・たしか、同じようなことを細野晴臣さんや坂本龍一さんがラジオで言っていたな。ではではジャズについて とりあえずは良い音を堪能することからはじめようかな・・。(ここでの音が良さっては人が感じる生音感:いわゆるアナログでヴィンテージなグルーヴ感のことで、ハイレゾなどの物理的周波数の音域云々ではない。)
というわけで、おとといのハードオフで外盤ジャズ系の安いものを掘り出した件。
通常盤コーナーから。
【ヘレンメリル:THE NEARNESS OF YOU MERCURY RECORDS】540円也
盤音:良 A ジャケ; B- 染み、ヤケ
内容:ジャズ スタンダード ヴォーカル まさに「昔のジャズに音のハズレなし」の良盤。ポップス志向の我輩にも歌・演奏・楽曲すべて十分に堪能できる内容。
お得感評価 ☆☆☆☆+
ほかのジャズ系はいい値がついていたのに、これは何故安い?
掘り出し物を忍ばせてまた行きたくなるように仕掛けているのか?考えすぎ?
以下、ジャンク品コーナーから
「ビルエヴァンスのもの WHAT' S NEW。」340円
内容:ポップス屋の我輩とってはチト、ムズカシイ・・。
盤質:D 2,3曲目大きめのスクラッチノイズ。ここで挫折。
ジャケ;C
お得感評価 なし。損した。
【フィービィスノウ:SECOND CHILD HOOD CBSINC ジャケ白いほう】108円也
盤音:C+ 若干 スレ たわみ有り 音に影響なし。ジャケ:C ヤケあり
内容:ジャズ系 ソウル R&B ヴォーカルもの。たしか、彼女はピーターバラカンが推していた記憶がある。渋い(ちょっぴり渋すぎ。でも良いのはわかる。)何度か聴けば味がじわ~と出てきそう。
お得感評価 ☆☆☆
【マリーナショウ: FROM THE DPRTH OF MY SOUL おおっBULUE NOTE です。カットアウト 盤】340円也
盤音 B ジャケ C- やけヤブレあり
内容:ジャズ系 ソウル R&B ヴォーカルもの。 渋カッコいい。彼女は松任谷正隆がめちゃ推していた記憶有り・・。
お得感評価☆☆☆+
おまけ 7インチ
「小林旭 恋の山手線 コロンビア」54円安っ。
ジャズって言ってしまえばジャズ。(笑)
盤質:チリチリ有り C
内容:この値段でこの時代ものはなんでも買い。洒落で買った。
お得感評価 ☆☆
【お得感評 ☆☆☆☆☆満点+/-は ☆半分のGOOD /BAD評価:料金・盤質・ジャケット状態・作品内容・レア感にて独断評価】